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プレゼンテーションの方法

さて、今回はちょっと真面目な話。。。 普段から私たち医師は学会や仕事場で powerpointやkeynoteを利用してプレゼンテーションする機会が多く与えられています。 私はどちらかというと、医師ではなく一般の方に情報を伝えるプレゼンテーションを する機会が多いのが現状。 少しでも分かり易く、面白く、役に立つ事を伝えたいという気持ちは強いし、 それは誰もが目指すことですよね。 でも実際にその方法を教えてくれる人はなかなかいません。 私自身は話し方や、話題の作り方、構成の仕方、間の取り方などはプロのアナウンサーが 母親なので、その都度教えてもらえましたが、 実際にスライドは手探りが現状で。。。。 今はもう亡くなった私の尊敬する上司が、スライドをつくる時のポイントとして 「一枚あたり、5行以上の文章は書いてはいけない」 と研修医時代に教えてくれましたが、実際に周囲でそれを忠実に守っているドクターは いませんでした。 そんななか、夫が私に貸してくれた本がこれ。 プレゼンテーションzen   著者 ガー・レイノルズ この本はDVDもありますが、個人的には本が詳しくてオススメ。 この中ではスライドをつくる上での心に残るメッセージの作り方が 以下の点でまとまっています。   ①準備:抑制が大切  ②デザイン:シンプルさ ③実施:自然さ 箇条書きだらけのスライドがいかにだめか。 そして、powerpointなどの効果的な見せ方 まずはコンピューターの電源を切り、アナログ式に計画を練ることの重要さ などなど盛りだくさんです。 これを読んだら、カメラマンや、有名なコピーライターの方などがどのようなことを考えて 一枚の写真や一つの言葉に気持ちを込めているのか、 そんなことまで考えるようになって、とても参考になりました。 プレゼンの中で観衆を喜ばせる事、一体化するという努力を それだけの医師がしているでしょうか? きっと、多くの企業の方たちは日々勉強し、揉まれながら いいプレゼンテーションをつくることに必死だと思いますが 医師の学会で「これはすごい!」と感じるプレゼンを聞く事はあまりありません。 正直、眠くなるし、スライドは読んでいる間に話がどんどん進んじゃうし。 声は聞き取りづらいし、語りかけてくれないし。 自分の研究したり調査した内容をともかくたくさん盛り込んで、 いろんなデータを紹介して自己満足に終わっている気がしてなりません。 でもそういう中で記憶に残るプレゼンは、確かにこの本に書いてあるような プレゼンをした人たちでした。 (ただ、たとえいいスライドがつくれなくても、観衆に語りかけ、ストーリがある話ができる 人はとても心に残っています。) 自分自身を思い返せば、いいプレゼンをした時はものすごいリハーサルをしたし、 なんだか観衆と一体化できなかったときはリハーサルも少なかった気がします。 そしてこの本を読んでから自分のスライド自体を思い返せば、 技術もさることながら、内容はひどかったので すべてつくり直したい気持ちでいっぱい。。。 スティーブジョブズのプレゼンがいかに自然でリラックスしているようで、 本当は用意周到だったか。 自然にみせるための努力は人一倍だったと思います。 この本を読んで、実際に自分のプレゼンがすぐに改善するとは思えないけれど ものすごい発見と、衝撃を与えてくれた事は確かです。 病院の朝の勉強会などでDVDを観るだけでもいいし、 多くの人たちに紹介したい本ですね。 私をはじめとする医師たちも、病院の中だけでなく 外から多くの事を学んで行かないといけない時代だなと 最近つくづく思います。
riechi * 整形外科の仕事 * 18:26 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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